
2026.09.07

2026年9月5日におこなわれたトレーニングマッチの結果をお知らせします。
スコアだけを見れば、7-1。
7得点を奪い、トレーニングマッチで勝利した。
だが、今のシティFCに必要なのは、この「7」という数字に満足することではない。
むしろ問わなければならない。
本当に7-1の試合だったのか。
1本目。
立ち上がりから相手を圧倒したわけではない。
そして簡単に失点した。
その後追いつき、30分を終えた時点では1-1。
内容を含めれば決して安心できる入りではなかった。
後期開幕を目前にした今、求めたいのは「失点しても取り返せる」ことではない。
そもそも、あの失点を許していいのか。
公式戦では、一つの軽い失点がそのまま勝敗を決める。
圧倒的な強度で相手を押し込み、波状攻撃を浴びせ続けたわけではない。
前回のトレーニングマッチでも課題として残った攻撃の厚み。
そこが劇的に改善されたとは言い難い。
相手に息をつかせない。
ボールを失えば即座に奪い返す。
二次攻撃、三次攻撃を繰り返す。
そうした「強いチームが相手をのみ込んでいく時間」が、まだ足りない。
そして3本目。
相手の運動量は明らかに落ちていた。
そこから立て続けにゴールが生まれる。
もちろん、疲れた相手から確実に得点を奪ったこと自体は悪いことではない。
ただ、それをそのままチーム力の向上と評価するのは危険だ。
見なければならないのは、相手にも強度が残っていた時間帯に何ができたのか。
そこを基準に考えれば、この日の7-1という数字ほど大きな手応えは感じられない。
ここ数試合、シティFCはトレーニングマッチで勝っている。
しかし、ずっと同じ疑問が残っている。
この連勝は、本当にチームが強くなった結果なのか。
強度を上げきれない。
相手を圧倒する時間を作れない。
簡単な失点もなくならない。
そして相手が疲れてから得点を重ね、最終スコアだけは大きくなる。
もう準備期間ではない。
後期は目の前まで来ている。
ここから必要なのは、トレーニングマッチの勝敗ではない。
公式戦で勝つための強度だ。
7点取ったことより、簡単に奪われた1失点を見る。
勝ったことより、相手が元気な時間帯に圧倒できなかったことを見る。
今のシティFCには、その厳しさが必要だ。
8月30日の試合後、こう書いた。
「連勝の先にあるのは、希望か。それとも錯覚か。」
9月5日。
まだ、その答えは出ていない。
むしろ7-1という大差がついたからこそ、その問いはさらに重くなった。
そして、次はもうトレーニングマッチではない。
9月13日。
スコアでは隠せない、本当の現在地が分かる。
